衣類スチーマーとアイロンの違いってなに?衣類スチーマーの正しい使い方とおすすめ5選

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「衣類スチーマーとアイロンって、なにが違うの?」

「アイロンみたいに、ちゃんとシワが伸びるのかな・・・?」

「おすすめの衣類スチーマーはどれ?パナソニック?ティファール?」

「衣類スチーマー」とは、ハンガーにかけたまま、服のシワを伸ばす家電製品のこと。
忙しい朝にもサッと使えるため、主婦やワーキングママを中心に、人気を集めています。

パナソニックの衣類スチーマー

本来、シワを伸ばすのはアイロンの役目。

でも、アイロンといえば、「苦手!」「面倒くさい!」と感じる人も多いですよね。

アイロン台を準備しなきゃならないし、立ち上がりに時間がかかるし、シワがうまく伸びないし(っていうか、逆に変なシワがついちゃうし)・・・。

だからといって、シワを放置すれば、「この人、ダラシないなぁ」なんて思われちゃう可能性も・・・。

そんなときに役立つのが、「衣類スチーマー」!

衣類スチーマーは、わずか30秒で立ち上がり、しかもアイロン台が不要!
スチームを当てるだけでシワを伸ばせるので、

「アイロンは嫌い!でも、シワはなんとかしたい!」

「ほんの1~2着のために、わざわざアイロンを出したくない!」

という人にピッタリのアイテムなんです(^^)

また、ほとんど手間がかからないので、
「毎朝、サッとシワを伸ばしてから仕事に出かける」
なんて使い方もできるんですよ!

ハンガーにかけたままシワ伸ばし

というわけで、こんにちは!
ここ最近、衣類スチーマーに助けられてばかりの、マグアンドマフィン編集部の松本です!

何を隠そう、私も「アイロン嫌い女子」のひとり。アイロンは押入れの奥に封印し、シワを発見しても、なんとなく気づかないふりをしてきました(笑)。

その結果・・・女子会に備え、久しぶりに「お出かけ用の服」を引っ張り出してみたら、シワが・・・ヤバイ・・・なんてことも(そして、結局違う服を着ていくパターン)。

そんなズボラな私にとって、衣類スチーマーはまさに「かゆい所に手が届く」存在だったんです!

・・・とはいえ、実を言うと、衣類スチーマーの購入にはさんざん悩みました。

というのも、衣類スチーマーにはいろいろな種類があり、どれを選べばいいのか、基準が分からなかったからです。

また、「衣類スチーマーで、本当にシワが取れるのかな・・・アイロンから解放されるのかな?」という根本的な疑問もありました。

シワに悩む女性

他にも気になることはたくさんあるし・・・だからといって、いちいち調べ回る時間がもったいないですよね・・・。

そこで今回、すでに衣類スチーマーの調査にたっぷり時間を使った私が、
「衣類スチーマーについて知っておきたい情報」をお届けすることにしました!

家電量販店の意見や雑誌、口コミ、メーカーへの問い合わせなどをもとに、「よくあるQ&A」をビシッとまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね(^^)

記事の前半では、衣類スチーマーの効果や、アイロンとの違いについて説明します。
後半では、失敗しないための選び方や、編集部がオススメする衣類スチーマーを紹介しますね!

それでは、早速まいりましょう!

・・・とその前に、「早くおすすめの衣類スチーマーを見たい」という方のために、編集部が厳選した商品の中から、上位4つの衣類スチーマーを紹介しておきます!

【タイプ別】あなたにオススメしたい衣類スチーマー4選

【プレス兼用機】日立 衣類スチーマー CSI-RX3

【プレス兼用機】日立 衣類スチーマー CSI-RX3

価格:7,970円(税込)

(※2021年6月16日時点の楽天市場の価格を参考)

必要な機能をほぼ完璧に搭載した、理想的なプレス兼用機。

【プレス兼用機】東芝 コード付き衣類スチーマー La・Coo-S TAS-V5

【プレス兼用機】東芝 コード付き衣類スチーマー La・Coo-S TAS-V5

価格:7,030円(税込)

(※2021年6月16日時点の楽天市場の価格を参考)

充実した機能が魅力的。プレスを重視する人におすすめです。

【スチーム専用機】T-fal アクセススチームプラス

【スチーム専用機】T-fal アクセススチームプラス

価格:7,680円(税込)

(※2021年6月16日時点の楽天市場の価格を参考)

強力なスチームとトリガーロックが特徴的なスチーム専用機。

【スチーム専用機】T-fal アクセススチームポケット

【スチーム専用機】T-fal アクセススチームポケット

価格:7,340円(税込)

(※2021年6月16日時点の楽天市場の価格を参考)

折りたたみできるコンパクトサイズのスチーム専用機。

では、あらためて本編に入りましょう!

衣類スチーマーってなに?

衣類スチーマー(「ハンディスチーマー」「ハンディスチームアイロン」と呼ばれることもあります)とは、「スチーム」を使って服のシワを伸ばす機器のこと。用途はアイロンに似ていますが、衣類スチーマーには次のような特徴があります。

ハンガーにかけたまま使える

服をハンガーにかけた状態で使用できる

衣類スチーマーの最大の特徴は、なんといっても「服をハンガーにかけた状態で使用できる」という点です。

アイロン台を用意する必要がないので、準備に手間がかかりません。

また、スチームでシワを伸ばすため、アイロン掛けが難しいふんわり素材や、ジャケットやコートのようなアウターに使いやすいのも、嬉しいポイントです。

消臭・除菌効果もある

衣類スチーマーの蒸気は、服に染みついたタバコ、汗、防虫剤、飲食臭などを取り除き、さらに除菌までしてくれるんです!

とくに、アウターは頻繁にクリーニングに出せないので、この機能がとても役立ちます。

実際に、シワ伸ばしではなく、ニオイとりを目的に衣類スチーマーを購入する人も多いみたいですよ(^^)

ちなみに、消臭・除菌に加え、ダニや花粉対策ができる機種もあります!

アイロンのようにプレスもできる

プレスもできる

衣類スチーマーのなかには、アイロンのように「プレス(かけ面)」を搭載した機種もあります。

そのため、ワイシャツの袖や襟など、部分的にプレスをかけることも可能です。

立ち上がりが早い

アイロンに比べて立ち上がり時間が短いため、使いたいときにすぐに使える、というメリットがあります。

忙しい朝にも対応できるのは、アイロンにない、衣類スチーマーならではの特徴といえそうですね!

衣類スチーマーの短所

逆に、衣類スチーマーには次のような短所があります。

連続スチーム時間が短い

衣類スチーマーの連続スチーム時間(1回の給水で稼働できる時間)は短く、5~10分前後のものが一般的です。

そのため、一度に大量の服を処理できないというデメリットがあります。

かけ面が小さい

衣類スチーマーのかけ面は、アイロンに比べると、かなり小さいものばかり。

そのため、服全体をプレスしようとすると、けっこう苦労します・・・。

パリッと仕上げに向いていない

スチームでシワを伸ばすと、ふんわりとした自然な仕上がりになります。逆に、ワイシャツのようなパリッとした仕上がりには向いていません。

シワの伸びづらい素材がある

衣類スチーマーは、ウールやカシミアのようなデリケートな素材に対応できる一方で、ポリエステルのようにシワの伸びづらい素材もあります。

素材については、後ほど詳しく紹介しますね。


衣類スチーマーの特徴は分かりましたか?

このように長所・短所をみていると、衣類スチーマーと相性の良い人もいれば、「あれ、やっぱりアイロンの方がいいかも?」と感じる人もいそうですよね。

というわけで、つぎは「衣類スチーマーとアイロンのどちらを選んだ方がいいか」という点について、詳しく説明しますね!

衣類スチーマーとアイロンはどっちを選べばいい?

衣類スチーマーとアイロンは、「シワを伸ばす」という点で、目的は同じです。

でも、それぞれに長所と短所があるので、選び方を間違えると、「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔することも・・・。

衣類スチーマーとアイロンの比較

そこで、手痛い失敗を避けるために、
あなたがどちらを選ぶべきか、
次のリストで確認してみましょう(^^)

衣類スチーマーを選んだ方がいい人

衣類スチーマーの画像

  • ブラウスやチュニック、ニットなど、ふんわりした服装が多い
  • ワイシャツ・Tシャツが少ない(2~3着程度)
  • 一人暮らしで、アイロンの出番がほとんどない
  • アウターの消臭をしたい
  • 気づいたときにサッと使いたい
  • アイロン台を置くスペースがない

衣類スチーマーは、デリケートな素材が得意で、手軽に使えるというメリットがあります。そのため、ふんわりした服装がメインの人や、気になるときにサッと使いたい人におすすめです。

一方、パリッとした仕上げが苦手で、運転時間も短いため、たとえば「大量のワイシャツを一度に処理したい」という場合には、あまり向いていません。

アイロンを選んだ方がいい人

アイロンの画像

  • ワイシャツ・Tシャツがメイン
  • パリッと仕上げたい
  • 一度に大量の服を処理したい
  • アイロン掛けが面倒ではない
  • 夜または週末に丁寧にアイロン掛けをしたい

衣類スチーマーとは反対に、アイロンはパリッとした仕上げが得意です。かけ面も大きく、プレスをかけやすい形状になっているため、一度にたくさんの服を処理することができます。

一方、立ち上がりに時間がかかったり、アイロン台を準備する手間があるため、手軽さを求める人には向いていません。

また、ふんわりした素材や、プリーツやフレアのような装飾に対応できないという弱点もあります。


あなたと相性が良いのはどちらか、分かりましたか?

ちなみに、上のリストは、「どちらか一方を選ぶなら」という前提でまとめています。でも、もちろん「どっちも欲しい」という場合もありますよね。

衣類スチーマーとアイロンは、状況によって「使い分ける」ことができるので、必要と感じる場合には、両方用意しておくと便利ですよ(^^)

ハンガーショットでも代用できるの?

ハンガーショットの画像

「ハンガーにかけたまま使う」という点では、スチームアイロンの「ハンガーショット」でも代用できそうですよね。

でも、結論からいうと、衣類スチーマーの代わりにはなりません。

・・・というより、そもそも「衣類スチーマー」とは、このハンガーショット機能だけを切り離し、「専用機」として進化させたアイテムなんです!

専用機に進化

もともと、スチームアイロンのハンガーショットは、(ぶっちゃけて言うと)「おまけ」のような機能・・・。

本体が重い上に、数秒間隔で何度もボタンを押さなければならないため、シワが取れる前に手が疲れてしまいます。

そのため、「ハンガーにかけたままシワを取りたい」のであれば、やはり衣類スチーマーを使った方が良さそうですね!


衣類スチーマーとアイロンの違いは分かりましたか?

それでは次に、衣類スチーマーの種類について説明しますね(^^)

衣類スチーマーの種類

ひと口に「衣類スチーマー」といっても、実は「スチーム専用機」「プレス兼用機」の2つのタイプに分かれます。

専用機・兼用機・アイロンの比較

タイプによって機能が違うため、あなたの目的に合わせて選ぶことが大切です。というわけで、それぞれのタイプの特徴をみてみましょう!

スチーム専用機

専用機

長所

  • スチーム量が多く、広がりも良いので、効率的にシワを伸ばせる。
  • タンクの容量が大きく、連続スチーム時間が長い。
  • 素材によって、スチーム量を調節できる。
  • 余計なものがついていないので、「持つ→スチームをかける→元に戻す」というハンドリングがラク。
  • 衣類以外の家具にも使いやすい。

短所

  • プレスができない。
  • 兼用機に比べて、製品ラインナップが少ない。
  • 重量の重い商品が多い。

こんな人におすすめ

  • プレスをかけたい服がない。
  • 消臭・除菌機能をメインに使いたい。
  • 衣類だけでなく、家具にも使いたい。
  • ふんわり仕上げには衣類スチーマー、パリッと仕上げにはアイロンという使い分けができる。

スチーム機能だけに特化した衣類スチーマーです。兼用機に比べてスチーム量が多く、タンクの容量が大きいので、連続スチーム時間が長いという特徴があります。

また、専用機だけあって、スチームの広がりもよく、よりふんわりと仕上がり、消臭・除菌効果も強力です。専用機の中には、スチーム量を調節できるものもあります。

さらに、パワフルなスチームを活かし、衣類だけでなく、クッションやカーテンのような家具に使いやすいのも特徴的。

ただ、プレスを搭載していないため、万が一プレスをかけたくても対応できないという欠点があります。

プレス兼用機

兼用機

長所

  • スチーム・プレスの両機能が使える。
  • コンパクトな製品が多い。
  • 温度設定のできる製品もある。

短所

  • 専用機に比べてスチーム量が少ない。
  • かけ面が小さいので、広い面積のプレスが大変。
  • 「中途半端」な性能になりがち。
  • タンクが小さく、連続スチーム時間が短い。

こんな人におすすめ

  • プレスが必要な服がある。
  • プレス機能がないのは不安。
  • アイロンの出番が少ない(一週間に数枚程度)。
  • 完璧でなくても、エチケットとして、最低限のシワを伸ばしたい。
  • 朝はスチーム、週末はまとめてプレスなど、使い分けをしたい。

スチーム機能とプレスの両方を搭載した衣類スチーマーです。

スチームアイロンと似ていますが、スチームアイロンが「スチーマーを搭載したアイロン」であるのに対し、プレス兼用機は「プレスを搭載したスチーマー(スチームがメインで、プレスがおまけ)」という立ち位置になります。

プレス機能があるため、ワイシャツやTシャツのような、プレスをかけたい服にも対応できるのが嬉しいところ。

ただ、専用機に比べるとスチーム量が少なく、アイロンに比べるとプレス機能が不十分など、やや中途半端な性能になりがちです。

ちなみに、国産メーカーが作っているのは、ほとんど兼用機になります。


専用機と兼用機の違いは分かりましたか?

どちらの方が良い、というものではないので、あなたのライフスタイルに合ったものを選ぶようにしてくださいね(^^)

それでは次に、「そもそも、本当にシワが取れるの?」という疑問にお答えします!

衣類スチーマーで、本当にシワが取れるの?

衣類スチーマーの口コミをみていると、「シワが取れない」「ガッカリした」といった声をちらほら見かけます。

たしかに、衣類スチーマーの中には(とくに古い製品の中には)、品質の悪いものもありますが、実際には、使い方が間違っていたり、シワの伸びづらい素材に使っているケースが多いみたいです。

そこで、衣類スチーマーを正しく使いこなせるように、上手なシワの取り方と、苦手な素材について紹介しますね!

衣類スチーマーの上手な使い方

基本的には、どの衣類スチーマーであっても、次のような使い方が推奨されています。

  1. 服をハンガーにかけます。
  2. ボタンがある場合には、すべて閉じます。
  3. 服の裾を軽く下に引っ張ります。指でつまんで引っ張るのではなく、手のひら全体でつかんで、幅広く伸ばすようにしましょう。
  4. 服を引っ張りながら、上から下にスチームをかけます。
    このとき、レーヨンやポリエステルの場合は、10 cmを約1秒のスピード、それ以外の素材は、10 cmを約3秒のスピードを意識すると効果的です。
  5. 最後に残った裾や袖の部分は、先にスチームをたっぷりかけてから、手で引っ張って、形を整えます。
  6. 裾や袖をパリッと仕上げたいときは、アイロン代やアイロンミトンを使って、プレスをかけます。

かけ面を服に当てると、よりシワ伸ばしの効果がありますが、デリケートな素材の場合は、かけ面が直接触れないように、少し浮かして使用しましょう。

動画で見たいという方は、パナソニックの公式YouTube動画が分かりやすいので、ぜひチェックしてみてください。

女性バージョン

男性バージョン

アイロンミトンが便利

「ハンガーにかけたまま使える」のが魅力なのに、プレスのときはアイロン台を出さなきゃならないのは、ちょっと面倒くさいですよね。

そんなときに便利なアイテムが、「アイロンミトン」!

アイロンミトンの画像

アイロンミトンを使えば、そのまま袖や裾にプレスをかけることができます。アイロンミトンは100均にも売っているので、ひとつ持っておくと、とても役立ちますよ!

ただし、ミトンをしていてもスチームの熱は防げないので、直接蒸気をかけないように十分注意してください。

シワの伸びづらい素材

衣類スチーマーが苦手とする素材として、次のものが挙げられます。

  • 綿(形状記憶でないタイプ)
  • ポリエステル
  • ナイロン
  • アクリル
  • ポリウレタンなど

そもそも衣類スチーマーは、スチーム(つまり水分と熱)によってシワを伸ばします。

でも、スチームの水分はとても細かいので、綿や麻の繊維を通り抜けてしまい、あまり効果を発揮してくれません。また、ポリエステルやアクリルのような合成繊維は、そもそも水分でシワが伸びないという性質があります。

そのため、これらの素材については、基本的にドライアイロンを使用するようにしましょう。

ただし、「形状記憶加工」されている服は、衣類スチーマーでも効率的にシワを取ることができます。

そのため、アイロンが苦手なビジネスマンの場合は、形状記憶シャツ×衣類スチーマーの組み合わせが便利ですよ!

テカリは出ないの?

衣類に直接かけ面を当てると、テカリ(アタリ)が発生することもあります。テカリを防ぎたいときは、かけ面を浮かせて使用すればOKです!

また、衣類スチーマーの中には、付属品として「ヘッドカバー」がついているものもあります。カバーを装着すれば、かけ面が直接当たらないので、テカリの心配はありません。

なお、プレスのテカリを防止するときは、アイロンと同様に当て布をするようにしましょう。

裾上げテープやアップリケにも使えるの?

プレス兼用機であれば、裾上げテープやアップリケ(アイロンワッペン)を貼り付けることができます。ただ、アイロンに比べると重量が軽いため、少し力を入れて圧力をかける必要があります。

また、温度設定が必要なアップリケもあるので(衣類スチーマーは温度設定のできない製品も多い)、注意して使用するようにしましょう。

スチームで服が濡れたりしないの?

非常に高温の蒸気(100℃以上)を吹きかけるので、基本的にはすぐに乾いてしまいます。

ただ、スチームをかけた直後は、「濡れる・湿る」とまではいかないまでも、表面がやや「しっとり」した感じになることはあります。

また、クッションやソファに使用する場合、「カビが生えたりしないの?」という心配もありますよね。

これについても、水分が一瞬で蒸発してしまうため、内側に水が溜まるようなことはありません。

逆に、内部が湿ってしまうほど、一箇所にスチームをかけ続けるような使い方は避けるようにしましょう(生地を痛めてしまいます)!

ではつづいて、衣類スチーマーの失敗しない選び方について説明しますね(^^)

衣類スチーマーの失敗しない選び方

衣類スチーマーは、国内外のメーカーから販売されていて、さらに毎年のように新商品が登場します。

そのため、商品数が多く、どの衣類スチーマーを選べばいいのか、かなり悩んでしまうもの・・・。

そこで、商品選びに失敗しないために、「衣類スチーマーを選ぶときにチェックしたいポイント」についてお伝えしますね!

主要ブランド

衣類スチーマーを販売している主要なブランドとして、次のものが挙げられます。

パナソニック サイズがコンパクトな商品が多い。
日立 スチーム・プレスのバランスの良い商品が多い。
東芝 プレス重視の商品が多い。一部、コードレスの商品がある。
T-fal(ティファール) スチーム専用機や、国産にないユニークな商品が多い。ただし、初期不良の報告も多数みられる。
アイリスオーヤマ 他社に比べて安価な商品が多い。

※もちろん、他にも多くのブランドから販売されています。

ブランドによって、若干の「方向性」のようなものが見られますが、あくまで現時点の傾向です。

「ブランド」と「性能・品質」は必ずしもイコールではないので、あまりこだわらなくも大丈夫です。

スチーム量

衣類スチーマーは、スチーム量が多いほど、シワが伸びやすい傾向があります。

そのため、なるべくスチーム量の多い商品を選ぶことが大切です。

ちなみに、スチーム量は「10g/分」のように表記されます(この場合は、「1分間に平均10gのスチームを出せる」という意味)。

スチーム量は、最低でも10g/分。できればそれ以上あると、効果的にシワを伸ばせるようになります。

※なお、スチーム孔の数も比較的重要。孔の数が多いほど、スチームが広がりやすく、作業効率が上がる傾向があります。

水を入れたときの重さ

衣類スチーマーが重いほど、腕が疲れやすくなります。

衣類スチーマーが「ダンベル」状態になってしまったら、そのまま二度と使わなくなりそうですよね・・・。

そのため、「少なくとも5分間は耐えられる重さ」を選ぶようにしましょう。

なお、衣類スチーマーは本体に直接水を入れるので、「水を入れたときの重さ」をチェックするようにしてください。

ちなみに、軽いもので800g前後。重いものだと、1kgを超える商品もあります。

連続スチーム時間

先ほどお伝えしたように、衣類スチーマーは「連続スチーム時間が短い」という欠点があります。

短いと4分、長くても10分くらいです。

一着の服のシワを伸ばすのに、早くても3~5分かかるので、スキルに不安のある人は、なるべく連続スチーム時間の長い商品を選ぶようにしましょう。

立ち上がり時間

アイロンと違い、すぐに起動できるのが衣類スチーマーの魅力!
やっぱり、立ち上がり時間は短い方がいいですよね。

衣類スチーマーの立ち上がり時間は、1分以内が当たり前です。忙しい朝に使いたい人は、30秒前後のものを探してみてください。

温度設定

衣類スチーマーの多くは、実は「温度設定」ができません。基本的には、中温(約130~160℃くらい)のみの仕様になっています。

そのため、どんな素材にも対応したいという場合は、必ず温度設定のできる機種を選ぶようにしましょう!

ボタンのタイプ

スチームを噴射するボタンのタイプには、主につぎの3パターンがあります。

ショット式 ボタンを押すと、瞬間的にスチームが噴出される。スチームは持続しないため、数秒おきに何度もボタンを押す必要がある。
連続スチーム ボタンを押している間、スチームが噴出し続ける。
ワンプッシュ連続スチーム
トリガーロック
一度ボタンを押すと、長時間スチームが噴出される。または、ボタンを押した状態に固定できる。

ボタンを押す動作が少ないほど、腕にかかる負担は減ります。

つまり、一番ラクなのが「ワンプッシュ連続スチーム」や「トリガーロック」。次が「連続スチーム」ということになります。

ショット式は面倒なだけでなく、水漏れしやすいというデメリットもあるので、なるべく選ばないようにしましょう。

かけ面の形状

プレスを重視するときは、かけ面の形状も重要です。とくにオススメの形状は、かけ面の先端が尖っているタイプ。

先端の尖ったかけ面

この形は、ボタン周りなどの細かい部分にプレスをかけやすく、よりストレスなく、アイロンがけができるようになります。

ヘッドカバーの有無

衣類スチーマーの中には、アタッチメントとしてヘッドカバー(ブラシタイプが多い)の付いているものがあります。

ヘッドカバー

ヘッドカバーがあると、デリケートな素材にもスチームをかけやすくなるので、二択で迷ったときは、ヘッドカバーの有無で選ぶのもアリです!

コードの長さ

コードは、基本的に長い方が使い勝手は良くなります。短すぎると、つかえてしまったり、電源に近い場所でしかつかえないなど、いろいろな不便があります。

とはいえ、ほとんどの商品はコードが2m以上あるので、実際はあまり気にしなくても問題ありません。

なお、東芝から「コードレスタイプ」も販売されていますが、充電時間が短すぎて使い物にならないので、今のところは「コードありタイプのみ」と考えるようにしましょう。


チェックしておきたいポイントは分かりましたか?

それでは最後に、マグアンドマフィン編集部がオススメする衣類スチーマーを紹介しますね!

おすすめの衣類スチーマー5選

まずは、種類の多い「プレス兼用機」から紹介します!

おすすめのプレス兼用機

【1位】欲しい機能をほぼ完璧に搭載!理想的なプレス兼用機『日立 CSI-RX3』

日立 衣類スチーマー CSI-RX3

(出典:www.rakuten.co.jp)

日立 衣類スチーマー CSI-RX3

7,970円(税込)

(※2021年6月16日時点の楽天市場の価格を参考)

メーカー 日立
型番 CSI-RX3
タイプ プレス兼用機
スチーム量 13g/分
ハイパワースチーム なし
連続スチーム時間 5分30秒
立ち上がり時間 30秒
スチーム孔数 12個
満水時の重さ 770g
温度設定 低・中・高(スチーム温度:中・高)
ボタンタイプ ワンプッシュ連続スチーム(1分間)
コードの長さ 2.5m
かけ面 セラミックコート
サイズ 175mm×85mm×125mm
ヘッドカバー あり
ダニ・花粉対策

ここが嬉しい!

  • 比較的スチーム量が多い。
  • かけ面の形状がよく、プレスをかけやすい。
  • 一度ボタンを押すと、1分間スチームが噴出し続ける。
  • 低・中・高に温度設定ができる。
  • ヘッドカバーがついているので、デリケートな服にも使いやすい。
  • スチーム・プレス・サイズともにクオリティが高く、弱点が少ない。

ここが残念...

  • 連続スチーム時間が5分30秒しかない。

性能のバランスが良く、理想的な機能を備えたプレス兼用機です。

スチーム量が多く、蒸気の広がりも良いため、シワ伸ばし効果は抜群!

満水時の重さは最軽量クラスで、しかもボタンを押し続ける必要がないので、腕が疲れにくいという特徴もあります!

また、ダイヤ型のかけ面は小回りが利きやすく、細かい部分のアイロンがけも得意です。温度設定ができるので、さまざまな素材にも対応可能(スチーム温度も2段階設定)。

さらに、ヘッドカバーが付属しているなど、必要な機能がほぼ完璧に揃っています!

唯一の欠点は、連続スチーム時間が短いこと・・・。

ただ、使い方に慣れてしまえば、5分程度でシワを伸ばすことはできるので、総合的に判断して、もっともオススメできるプレス兼用機といえます!

※ちなみに、旧型のCSI-RX2は、スチーム量がわずかに多く(14g/分)、タンク容量が少ない(70ml)仕様になっています。

連続スチーム時間はさらに短くなってしまいますが(約5分)、基本的な性能にあまり違いがないため、より短時間でシワ伸ばしができる自信のある方は、あえて安価な旧型を購入するのもアリだと思います(^^)

【2位】充実した機能が魅力的!プレス重視にオススメ『東芝 TAS-V5』

東芝 コード付き衣類スチーマー La・Coo-S TAS-V5

(出典:www.rakuten.co.jp)

東芝 コード付き衣類スチーマー La・Coo-S TAS-V5

7,030円(税込)

(※2021年6月16日時点の楽天市場の価格を参考)

メーカー 東芝
型番 TAS-V5
タイプ プレス兼用機
スチーム量 6g/分(低)
11g/分(中)
15g/分(高)
ハイパワースチーム 45g/分×2秒
連続スチーム時間 18分20秒(低)
10分(中)
7分20秒(高)
立ち上がり時間 33秒
スチーム孔数 8個
満水時の重さ 800g
温度設定 低・中・高
ボタンタイプ 連続スチーム
コードの長さ 2m
かけ面 ニッケルコート
サイズ 170×70×132mm
ヘッドカバー なし
ダニ・花粉対策

ここが嬉しい!

  • スチーム量が多い。
  • 温度設定ができる。
  • 温度に応じてスチーム量も切り替えられる。
  • ニッケルコートなので、すべりが良い。
  • かけ面の形状がよく、プレスをかけやすい。
  • 瞬間3倍ショット(45g/分×2秒)が使える。

ここが残念...

  • スチーム機能に若干の不安があり、シワが伸びづらいこともある。
  • ヘッドカバーがないので、デリケートな素材に使うときは、かけ面を浮かせる必要がある。
  • コードがやや短い。

プレス兼用機としては、唯一スチーム量を切り替えられる機種。

最大スチーム量も多く、瞬間3倍ショットも搭載していますが、スチームの性能自体は、日立やティファールに劣ります。

一方、プレス機能は優秀で、セラミックより滑りやすいニッケルコートを採用。先端が尖っているので、襟やボタン周りもスムーズにアイロンがけができます。

温度設定もできるので、服の素材を選びません。

機能的にはスチーム・プレスともに充実していますが、性能はややプレス寄りなので、「どちらかというと、プレスを重視したい人」におすすめです!

※ちなみに、ビックカメラでのみ、限定色の「インディゴブルー」を購入できます。

【特別枠】週末にまとめてアイロンがけしたい人にオススメ『トゥイニー』

T-fal(ティファール) トゥイニー NI5010J0

(出典:www.rakuten.co.jp)

T-fal(ティファール) トゥイニー NI5010J0

3,793円(税込)

(※2021年6月16日時点の楽天市場の価格を参考)

メーカー ティファール
型番 NI5010J0
タイプ プレス兼用機
スチーム量 23g/分
ハイパワースチーム なし
連続スチーム時間 16分
立ち上がり時間 40秒
スチーム孔数 6個
満水時の重さ 2265g
温度設定 中温のみ
ボタンタイプ 連続スチーム
コードの長さ 1.85m(ホース:1.7)
かけ面 セラミックコート
サイズ 150mm×330mm×180mm
ヘッドカバー なし
ダニ・花粉対策

ここが嬉しい!

  • スチーム量が最強クラス。
  • 連続スチーム時間が16分もある。
  • かけ面の形状がよく、プレスをかけやすい。
  • ハンドルが軽く、腕が疲れにくい。
  • スチーム・プレスともに、たくさんの服を一度に処理できる。

ここが残念...

  • 温度設定ができない。
  • 全体のサイズが大きいので、気軽に出し入れができず、急な使用に向いていない。
  • ヘッドカバーがないので、デリケートな素材に使うときは、かけ面を浮かせる必要がある。
  • ホースが若干短く、やや硬い。
  • 立ち上がりにやや時間がかかる。

ハンドル部分と水を入れるタンクを切り離した、特殊な形状のプレス兼用機。

ハンドル部分に水を入れないため、非常に軽く、使い勝手が良いのが特徴的です。

スチーム量は最強クラスで、連続スチーム時間はなんと16分!かけ面も理想的なフォルムをしているので、スムーズなアイロンがけができます。

ただ、全体のサイズが大きく、準備や収納が大変なので、一般的な衣類スチーマーのような手軽さはありません。

日常的に使用するというより、週末にまとめてスチームやプレスをかけたい人にオススメの機種といえそうですね。

【選外】あまりオススメできないプレス兼用機

パナソニック
NI-FS770
立ち上がり時間は最速!また、連続使用時間も長く、4倍スチームなど便利な機能もあります。ただ、スチーム量が少なく、日立や東芝に比べると、シワ伸ばし能力で劣ってしまいます。
東芝
La・Coo-S TAS-X5
コードレスの連続使用時間がわずか1分30秒で、ほとんど使い物になりません。また、性能的にも中途半端なので、コードありの機種を選んだ方が良さそうです。
T-fal
トゥイニー オートスチーム
性能自体は申し分なく、以前は当サイトでもおすすめをしていました。ところが、その後の調査により、初期不良が多発していることが判明。性能が悪くないだけに、なんとももったいないですね・・・。
T-fal
トゥイニー ジェットスチーム
温度設定ができるのは魅力的ですが、ボタンタイプがジェット式で、全体的にスペックが低く、わざわざ購入する理由がほとんどありません。
アイリスオーヤマ
IRS-01
価格が安いというメリットはありますが、性能的にはかなり中途半端で、水漏れの心配もややあります。あまりコスパの良い商品とはいえません。

おすすめのスチーム専用機

【1位】強力なスチームで頑固なシワも伸ばす!重さが欠点『アクセススチームプラス』

T-fal(ティファール) アクセススチームプラス DT8100J0

(出典:www.rakuten.co.jp)

T-fal(ティファール) アクセススチームプラス DT8100J0

7,680円(税込)

(※2021年6月16日時点の楽天市場の価格を参考)

メーカー ティファール
型番 DT8100J0
タイプ スチーム専用機
スチーム量 ターボモード : 20g/m 、デリケートモード : 14g/m
ハイパワースチーム なし
連続スチーム時間 9分
立ち上がり時間 40秒
スチーム孔数 1個
満水時の重さ 1405g
ボタンタイプ 連続スチーム(トリガーロック付き)
コードの長さ 3m
サイズ 130mm×141mm×283mm
ヘッドカバー あり
ダニ・花粉対策

ここが嬉しい!

  • スチーム量が多く、2段階に切り替えられる。
  • スチームボタンを固定できるので、押し続ける必要がない。
  • 連続スチーム時間が長い。
  • 広範囲にスチームが広がるため、効率的にシワを伸ばせる。
  • クッションやカーテンなどにも使いやすい。
  • ヘッドカバーがついているので、デリケートな服にも使いやすい。
  • 持ちやすい形状につくられている。
  • 給水タンクが取り外せるので、水を入れやすい。

ここが残念...

  • 重量が重く、腕が疲れやすい。
  • 立ち上がりにやや時間がかかる。

ハイスペックのスチーム専用機です。

最大スチーム量が非常に多く、素材に合わせてスチーム量の切り替えが可能。蒸気の広がりがとても良いので、効率的に、そしてふんわりとシワを伸ばすことができます。

かけ面はセラミックのヒーティングプレートになっているので、服の表面に当てることで、仕上がりがよりキレイに!

また、トリガーロックのおかげで、ボタンを押しつづける必要もありません。

ほぼ唯一の欠点は、「重い」こと・・・。

「持ちやすい形状」を採用していますが、それでも割と早い段階で、腕が疲れてしまいます。

そのため、出かける前にサッと使いたい人や、ジャケットの消臭をしたい男性にオススメです!

【2位】折りたたみできるコンパクトサイズ!でもパワーが弱い『アクセススチームポケット』

T-fal(ティファール) アクセススチームポケット

(出典:www.rakuten.co.jp)

T-fal(ティファール) アクセススチームポケット

7,340円(税込)

(※2021年6月16日時点の楽天市場の価格を参考)

メーカー ティファール
型番 DT3030J0
タイプ スチーム専用機
スチーム量 13g/分
連続スチーム時間 9分
立ち上がり時間 15秒
スチーム孔数 3個
満水時の重さ 920g
ボタンタイプ 連続スチーム
コードの長さ 2.6m
サイズ 105mm×125mm×220mm
ヘッドカバー あり
ダニ・花粉対策

ここが嬉しい!

  • 折りたためるから収納に便利。
  • 15秒の超高速起動。
  • 連続スチーム時間が長い。
  • クッションやカーテンなどにも使いやすい。
  • ヘッドカバーがついているので、デリケートな服にも使いやすい。
  • 持ちやすい形状につくられている。

ここが残念...

  • 専用機にしてはスチーム量が少ない。
  • 給水タンクの取り外しができない。
  • そこそこ重いので、腕が疲れやすい。

『アクセススチーム』シリーズの最軽量モデル。

最大の特徴は、折りたたみができる小型ボディ!「大きすぎて収納に困る」というアクセススチームの問題を見事に解決した人気機種です。

また、わずか15秒で立ち上がるため、忙しい朝にもサッと使用することができます!

ただし、専用機としてはスチーム量が少なく、兼用機とほとんど変わりません・・・。もちろん、十分なシワ伸ばし能力はありますが、強力なスチームが出せるわけでもなく、プレスもできない、という点で、やや中途半端な印象はあります。

また、小型とはいっても、満水時には1kg弱の重量があるため、やはり腕が疲れやすいという欠点も見逃せません。

そのため、「こまめに1~2枚分のシワ伸ばしをしたい」という方にオススメの商品といえそうです。

【選外】あまりオススメできないスチーム専用機

T-fal
アクセススチーム / アクセススチームライト
同シリーズのプラス、ポケットに比べ、どうしても性能が中途半端。強力スチームならプラス、コンパクトサイズならポケットを選んだほうが無難です。
石崎電機製作所
たっぷりスチーマー SSH-851S
仕上がりは悪くありませんが、ショット式なので扱いづらいのが難点。そのせいで水漏れが発生することもあるため、安価ですが、コスパの良い商品とはいえません。
ツインバード
ハンディースチーマー SA-D096W
ドライヤーのような形状が個性的で、持ちやすさは抜群ですが、見た目に反してスチーム量が恐ろしく少なく、ほとんどシワが伸びません。

いかがでしたか?
衣類スチーマーのことが分かりましたか?

この記事が、衣類スチーマーで悩むあなたのお役に立てたら幸いです!

お相手は、マグアンドマフィン編集部の松本でした(^^)

それでは、またお会いしましょう!

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